三重県鈴鹿市にある椿大神社(つばきおおかみやしろ) 。
この神社は紀元前3年に建造された、約2千年の歴史を持つ神社です。
また、猿田彦大神(さるたひこおおかみ)の本宮でもあり、開運みちびきの神様として広く知られています。
あの松下電気(パナソニック)の創始者であり、「経営の神様」として有名な松下幸之助翁も足繁く通い、崇拝した神社で、全国からもたくさんの参拝者が訪れています。
境内には、松下幸之助翁を祀る、「松下幸之助社」があります。
松下幸之助翁が寄贈されたお茶室もあり、一般の人もいただくことができるので、 その様子もお伝えしますね。
また、境内には良縁のパワースポットとしても知られる「かなえ滝」などもあり、見どころが豊富です。
かなえ滝の水は飲むこともでき、とてもおいしくて、 体の中からパワーを頂けた気持ちになりました。
この「椿大神社」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
また縁結びの神様としても知られ、近年では多くの若者も参拝に訪れます。
また、椿大神社は「神様に呼ばれた人しか行けない」と巷で言われている神社で、なぜそのように言われているのかも気になるところです。
この記事では、「椿大神社」の見どころやパワースポット、アクセス方法、などをまとめてみました。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
「椿大神社」は強力なパワースポット!
椿大神社に参拝したら、ぜひ見ていただきたいポイントや、 パワースポットをご紹介しますね。
・恵比寿像と大黒像
・本殿
・縁結びにご利益のある「別宮椿岸神社」
・願いが叶う「かなえ滝」
・松下幸之助翁ゆかりの聖地
これらを順にご紹介していきます。
現在は入ることができない禁足地「御船磐座」(みふねのいわくら)
手水舎で手を洗い、鳥居を潜って本殿に向かう途中の左手にまず見えてくるのがこちらの「御船磐座」(みふねのいわくら)。
伝説によると、ある神様が船でこの場所に上陸したことから、ここは「御船磐座(みふねのいわくら)」と名付けられたそうです。
現在は入ることができない禁足地となっています。
また、ここには3つの大きな石が埋められていて、ご祭神である猿田彦大神、天照大御神の孫にあたる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、タクハタチチヒメノミコトの3柱に例えらているということです。
禁足地の中はシダレが掛けられていて、凛とした空気感でした。
もう少し近くまで行って見てみたいと言う気持ちにもなりましたが、ピンと張り詰めた感じがして、 なんとなく遠慮してしまいました。
本殿に行く前に、ここに立ち寄ってお参りされる方も多かったですよ。
石の「大黒天像」と「恵比寿像」
先ほどの「御船磐座(みゆねのいわくら)」を過ぎると、右手に小さな祠が見えて来ます。
そのには、かわいい「大黒天様」と「恵比寿様」がいらっしゃいました。
横にあった立て札を要約すると、
「大黒天様」
右手に打出の小槌、左手には大きな袋を背負い、米俵の上に立って豊穣をもたらすとの事から、招福開運、五穀豊穣の神様とされています。
「恵比寿天様」
右手に釣竿、左手に体を抱えているお姿から、漁の神様とされ、航海安全、商売繁盛の神様とされています。
と書かれていました。
ご利益にあやかりたいので、しっかりお参りさせていただきました。
椿大神社の本殿
椿大神社(つばきおおかみやしろ) の一ノ鳥居を真っ直ぐ歩いてくると、本殿に到着します。
まず心奪われたのは立派な石畳の階段です。
1つ1つの石がとても大きく、少し青みを帯びている美しい石で、これを見ているだけでも神聖な、厳かな気持ちになりました。
本殿の前は横に広く、数人が一度にお参り出来るようになっています。
椿大神社の本殿には、主神となる「猿田彦大神」が祀られていて、人生を良い方向に導いてくださる道開きの神様として広く知られています。
お賽銭を入れる所から、本殿の中の様子を伺うことが出来るようになっているため、タイミングが合えば、美しい巫女さんが舞を奉納されている姿を見ることが出来ます。
今回は見られませんでしたが、以前参拝した時はちょうど拝見する事ができました。
巫女さんの袴の衣擦れの音、鈴のシャランシャランという美しい音色、神職さんの笛の音、どれをとってもうっとりするほどの光景です。
何だかとっても得をした気分になれました。
本殿の左側に、お守りの授与所があります。
入り口みたいな所は、「ご祈祷」をされる方が入る場所です。
この授与所の左側の通路を出ると、椿大神社の「奥宮(おくのみや)」に登れる道に繋がっています。
ただ、奥宮までは約9.6kmもあって、「参拝のついでに軽く行けるような距離ではない」ので、日を改めて登山用の服装で行かれた方がいい思います。
椿大神社の第3駐車場近くに「登山用の入り口」があるので、 そこから行かれたほうがいいと思います。
境内図を見ただけでは、奥宮までの遠さのイメージは掴みにくいのですが・・
こちらの経路図を見ていただくと、「参拝のついでに軽く奥宮まで行ってみよう!」という距離でないことがおわかりいただけると思います・・。
ただ、いつかは私も奥宮まで行ってみたいので、しっかり登山の準備をしてから登ってみたいなあと思っています。
パワースポット「別宮椿岸神社(べつぐうつばききしじんじゃ)」
本殿で参拝した後、引き返すような感じで石畳の階段を降りると左手に細い小道があります。
そこを降りると、「別宮椿岸神社(べつぐうつばききしじんじゃ)」があります。
ここは、椿大神社(つばきおおかみやしろ) の別宮として、同じ境内にある「椿岸神社(つばききしじんじゃ)」です。
ここがいわゆる、「縁結び」のパワースポットです。
「良縁」「縁結び」の神様として有名なので、若い女性など、1人で参拝されている方も多かったです。
椿大神社の主神「猿田彦大神」の妻神、「天之鈿女命(あまのうずめ)」が祀られています。
「天之鈿女命(あまのうずめ)」は、芸道の神様としても知られているため、数多くの芸能人も訪れています。
「縁結び」「芸能上達」「夫婦円満」の神として崇敬されています。
こちらは、「椿岸神社(つばききしじんじゃ)」の敷地内にある、「招福の玉(しょうふくのたま)」です。
立札には、「縁結び・夫婦円満・招福みちびきの玉として、この玉を三回撫でながら「祓へ給へ、清め給へ、六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と三度唱えてお祈りください。心の中に幸せを招き、念願が叶えられます」との説明がありました。
何人かが触っておられたので、私も順番を待って触ってみました。
パワースポット「かなえ滝(かなえたき)」
椿岸神社(つばききしじんじゃ)の拝殿の右横に、願いをかなえてくれる滝として知られる「かなえ滝」があります。
三重県でも「屈指の良縁のパワースポット」と言われている場所です。
また、この「かなえ滝」の画像を「携帯電話の待ち受け画面」にすると、「良縁・縁結びの願いが叶った!」という口コミがたくさんありました。
かなえ滝の水は、触ることができます。
飲むと、さらに「かなえ滝」のパワーをいただけるそうです。
また、頭に数滴かけるのも「禊ぎ(みそぎ)」になって良いそうです。
私も頭のてっぺんから水を数滴かけてみましたが、 体に付いていた何か悪いものが取れたような気がして、とてもすっきりして気持ちが良かったですよ。
「かなえ滝」の水は、万病息災の薬水としても有名で持ち帰ることもできます。
冷たくて水質もとてもよく、透明度が高くとても美味しかったです。
かなえ滝の水は、境内の中を小川となって流れていて、その流れる水もとても綺麗で、ついつい眺めてしまいました。
椿が1輪、綺麗に咲いていました。
椿大神社の松下幸之助翁も足繁く通った魅力!
椿大神社は、 松下幸之助翁が足しげく通った神社としても有名です。
松下幸之助翁が寄贈したお茶室、また松下幸之助翁をお祭りする境内社もご紹介していきます。
松下幸之助翁ゆかりの聖地
椿岸神社を後にし、境内の林の中の小道を左へ降りて行くと、
「松下幸之助翁」寄贈の茶室、「鈴松庵(れいしょうあん)」があります。
松下幸之助翁は日本の心をこよなく愛されたそうで、広い境内を隅々まで歩いた後、この場所を一番気に入って茶室を建てられました。
茶道の発展を願って庭園とともに寄進された茶室は、多くの人がこの神社の中でよりよい時間を過ごせるようにと、流派を問わず一般に広く開放されました。
以前に私も中でお抹茶をいただいたのですが、中では、着物を着た素敵な女性が、美味しいお抹茶を立ててお饅頭とともに出してくださいます。
静かな美しい茶室やセンスよく生けられた生花、美しいお庭を、時間を忘れて眺めていました。
「鈴松庵(れいしょうあん)」を過ぎると、「松下幸之助社」が見えてきます。
現代の人物で神として祀られていますが、あれだけの功績を残しておられる松下幸之助翁なら納得できます。
松下幸之助翁は、この椿大神社が大好きで何度も通われていたそうです。
松下電器産業を一代で築いた松下幸之助を惹きつけるほど、この神社のパワーがすごいということなんですね。
平日にも関わらず参拝する人が入れ替わり立ち替わり、私が参拝した後にもすぐに、スーツ姿の、おそらくどこかの会社の偉い方々15人ほどの団体でお参りをされていました。
その後にもまたすぐに参拝の方が・・。
数十年前に、かの松下幸之助翁が足繁くこの椿大神社のに通ったように、現在でもたくさんの参拝者が、仕事の成功を祈願しに訪れるんだなあと思いました。
「椿大神社」へのアクセス!
この「椿大神社(つばきおおかみやしろ) 」に行くには、
・電車とバス
・車
の方法がありますが、 車で行かれるのを強くお勧めします。
なぜなら、 最寄駅からのバスが約2時間に1本と数がかなり少ないためです。
車で行く場合は、名古屋からでもわずか40分と比較的行きやすい場所にあります。
「椿大神社」へ電車とバスで行く場合
【近鉄四日市駅下車】の場合
近鉄四日市駅下車→三重交通バス→椿大神社 (約55分)
三重交通バス(850円)
(平日:8時20分、10時0分、12時0分、14時10分、16時10分、18時27分、20時22分
土日・祝日:8時19分、9時59分、11時59分、13時59分、15時59分、18時26分、20時21分)
【JR四日市駅下車】の場合
JR四日市駅下車→三重交通バス→椿大神社(約1時間)
三重交通バス(850円)
(平日:8時13分、9時53分、11時53分、14時3分、16時3分、18時20分、20時15分
土日・祝日:8時13分、9時53分、11時53分、13時53分、15時53分、18時20分、20時15分)
(注:バスの時刻は、ダイヤ改正などで変更されている場合があります)
「椿大神社」へ自動車で行く方法と駐車場
「椿大神社」に自家用車で行くには、名古屋より約40分、大阪より約2時間の距離にあります。
・東名阪自動車道を通り、「鈴鹿インター」で降りて、県道560号を通り約10分で到着。
または、
・新名神鈴鹿PAからは、約2分(ETC車のみ出入りが可能)で到着。
【無料駐車場あり。(約500台)】
駐車場は全て無料で停めることができます。(500台)
本殿に一番近いのは、第1駐車場です。
大自然に囲まれた美しい椿大神社へ、ぜひ行かれてみてくださいね。
「椿大神社」周辺のおすすめホテル
椿大神社の周辺には、素敵なホテルや旅館がたくさんありますが、その中でも特にオススメの3つをご紹介しますね。
Tabist みや 四日市水沢
この「Tabist みや 四日市水沢」は、 なんといっても口コミの評価がとても高いです。
清潔感もあって価格もリーズナブル、コスパが良いと評判です。
鈴鹿のハイキングの拠点として、利便性の良い場所にあるのも魅力です。
旅館とカフェが併設されていて、季節の美味しい食材を使った家庭料理が提供されています。
湯の山温泉 旅館寿亭
この「湯の山温泉 旅館寿亭」は、こちらも口コミの評価がとても高く、リピートされる方が多いホテルです。
特にお料理がおいしいと評判も高く、また6箇所ある天然温泉の貸切風呂も好評です。
特に家族連れやカップルにお勧めのホテルです。
湯の山温泉 鹿の湯ホテル
この「湯の山温泉 鹿の湯ホテル」は、温泉露天風呂付き客室が人気のホテルで、お料理も美味しいと評判です。
平日は貸切風呂が無料、また、ドリンク飲み放題、スイーツビュッフェがあることで人気です。
「椿大神社」のまとめ
「椿大神社(つばきおおかみやしろ) 」は、三重県鈴鹿市にある、約2千年の歴史を持つ神社です。
猿田彦大神(さるたひこおおかみ)の本宮でもあり、開運みちびきの神様として全国からたくさんの参拝者が訪れています。
その椿大神社と周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。
また、神様に呼ばれた人しか行けないとも言われている神社で、境内には「良縁」「縁結び」のパワースポットとしても知られる「かなえ滝」などもあり、見どころが豊富です。
境内には、松下電器の創業者、松下幸之助翁を祀る「松下幸之助社」があり、仕事の成功を願う多くの参拝者が訪れています。
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